人を変えるということは、簡単なことではありません。自分でさえなかなか変わらないのに、他人様を変えることが簡単なはずがありません。
そもそも、他人様に変わってほしいというのは自分のエゴから発生しているということを素直に認めて、相手に変わってもらうためには、自分の労力はいとわないという覚悟が必要になってきます。
相手を受け入れて認めてあげて、心を開いてくれたとしても、それはスタートに立っただけですから、ここから少しずつ変えていく行為が始まります。
その際に注意するべきことは、相手が出来ることを1段ずつ確実に上らせていくということです。
自分の求めるレベルがどんなに高かろうと、そんなことは関係ないのです。特に今まで自分を変えようと考えていなかった人には、とにかく1段登ったらそのことをほめてあげ、やれば出来る自信をつけさせることが大切なのです。
何事においても、ゼロから1にする行為が一番大変なのです。「自分は変われるんだ」と言う自信が持てるようになれば自力で自分を変えるようになってきます。
こんなペースだと、自分の望むレベルにいつ到達するんだと言う焦りが出がちですが、一旦動き始めれば物事には加速がついてきますので、心配は要らないのです。
今まで、一段でも階段を登ったことが無かった人は、これまでに登れない理由ばかりを考えていたはずです。
それが2段、3段と階段を上がっていくうちに自力で登れることに気づき、登り方を考える習慣ができてくるのです。
今までできない理由を考えていた思考回路が、出来る理由を考える思考回路に変化してくれば、その人の変化、成長には加速がついて、アドバイスの量も大幅に減ってくるものなのです。
とても地道な作業ですが、初めの一段を示してできたら褒めてあげるということがリーダーとして大切なことなのです。







