南青山デンタルクリニック

噛み合わせQ&A


☆Q1 噛み合わせの治療は虫歯治療や審美治療とは別の治療法なのですか

 家で例えますと、噛み合わせ治療は地中にある土台の部分を修理することで、家の丈夫さ、地震に対する耐久性など、家の基礎となる部分の治療になります。これに対して、審美治療は、外観や内装など見た目の良さの修理です。虫歯の治療は、壊れた戸などを修理するということです。

 噛み合わせのいい人は、虫歯の治療も審美治療も、ともに非常に行いやすいのです。なぜならば、土台がしっかりしているので、それを基準にして治療すればいいからです。

 しかし、噛み合わせの悪い人の審美治療は、傾いている家の内装や外観、つまり見栄えだけをよくしているのと同じことです。この場合、医療としては、まず噛み合わせを正しくして、その後に審美治療を行うべきなのですが、患者さんからすると、早くきれいにしたい気持ちが強く、審美治療のみを選ばれる人も少なくありません。

 患者さんは、治療のメリットとデメリットの説明を十分に受けた後で、ご自身で選択されるのですから、医師は噛み合わせが悪いなりに、最善の審美治療を行います。結果として、患者さんがコンプレックスから解放され精神的ストレスがなくなって、喜ばしことなのですが、患者さんの満足とは逆に医療としては少し気の重いところもあります。

 噛み合わせの悪い人の虫歯の治療は、傾いた家の戸だけを真直ぐに作るのは不可能なので、治療前と同じように戸も家に合わせて傾けて、調和のとれるように作ることになります。

 一般的には患者さんから言われなければ、勝手にその人の噛み合わせを変えることはできません。それ程微妙な治療なので、多くの患者さんは自分の噛み合わせを意識することなく一生を過ごされています。

☆Q2 噛み合わせが悪くなる原因を教えてください

次のようなことが原因として考えられます

  1. 顎の発育不良
  2. 頬杖をつく
  3. 同じ方向から手枕してテレビを見る
  4. うつ伏せに寝る
  5. 足を組んで座る
  6. 片側での噛み癖がある
  7. 歯ぎしりをする
  8. 悪い姿勢と骨格の歪み
  9. 頭部の打撲・外傷がある
  10. 歯を抜いたままにしておく
  11. 歯科治療の不適合
  12. 歯列矯正治療の予後不良

☆Q3 噛み合わせのズレと関係があると思われる症状を教えてください

次のような症状があります

△歯と口への影響

☆Q4 簡単な自己診断法はありますか

噛み合わせのズレは、前後・左右・高低と3次元的な広がりがあり、いろいろなパターンが考えられるのですが、そのうち自分で診断しやすいパターンを示します。

  1. 上の歯が下の歯を1/3以上隠している。下の歯の隠れ方が多い人ほど問題がある
  2. 奥歯で噛んでも、前歯が空いている
  3. 前歯の上下の真ん中の線が一致せず、どちらかにズレている
  4. 口を開けると顎が鳴る
  5. 頬を間違えてよく噛む
  6. 顎が疲れやすい
  7. 歯ぎしりをしたり、歯をくいしばることが多い


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